公開日:2012/11/14
学習効果を高める上で重要な「やる気」を起こす『旺文社・英検CAT』
《導入理由》
・「英検合格」のために、生徒が楽しく自主的に「自宅で」取り組めるような 教材である。
・先生用画面から生徒の学習記録を把握できる。
・ランニングコストが安く、コストパフォーマンスに優れている。
多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校は、中学校から高等学校への進学を前提とした中高一貫校であるが、中学3年生の12月の時点で、英検・数検・漢検のいずれかの3級合格を高等学校への進学条件としている。これは、生徒たちにとって大きな動機づけともなり、生徒全員が年に1回は英検受験をしている。このような中で、英検対策の教材として『旺文社・英検CAT』を2011年4月より導入いただいている。
進路指導部の伊藤先生によると、「『 旺文社・英検CAT』はクリック式で感覚的に行うことが可能なので、英語に対する苦手意識や無関心さを払拭し、自発的に行うことができる」といった自分のペースでできる点。そして、「先生が生徒の学習記録を閲覧できるため、取り組みの結果や状況を授業でフィードバックしたり、ログインのログも見られるので、生徒に参加の呼びかけをする」などして、生徒の学習状況を把握し、『旺文社・英検CAT』の学習を誘導できること。さらには、「『旺文社・英検CAT』には、英検5級から準1級までの学習教材が網羅されているので、書籍のように、各級ごとに必要に応じて買い求めるといった手間や新たなコストもかからず、英検3級から科される二次試験の「面接」対策用映像も収録されている」といったコストパフォーマンスの良さが導入の決め手になったとお話いただいた。
《利用効果》
・英検の合格級が上位級にスライド
・英語力が着実にアップ!
伊藤先生によれば「以前は英検の過去問の本を購入して、補習スタイルで英検対策をしていたが、出席率が低く、参加している生徒の積極性も感じられず、あまり効果的であったとはいえなかった」という。このような過去の状況を踏まえ、現在は補習スタイルでなく、自分のペースで、自宅で学べる『旺文社・英検CAT』による自学自習スタイルへと変更されている。
図は、同校中学2年終了時点における『旺文社・英検CAT』導入前後の英検2級から4級までの合格率を示している。『旺文社・英検CAT』の導入前の2010年度には4級合格者が全体の75%、3級が25%であったが、導入1年後の2011年度には、4級の合格者が37%で3級の合格者が58%と合格級が上位級にスライドしていることがわかる。
さらに、「『旺文社・英検CAT』を活用することによって、着実に英語力も上がっていると感じる」と伊藤先生は笑顔でおっしゃる。『旺文社・英検CAT』の先生用画面では、「学習の記録」で、学習者のログイン回数や取り組みをチェック。学習の取り組みが良い生徒は、英語の平常点も良いという傾向があることも確認されている。
《展 望》
・英検の合格級が上位級にスライド
・英語力が着実にアップ!
多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校では、中学3年生時に、ニュージーランドでの2週間のホームステイ体験を行っている。一般の家庭にお世話になりながら、ジェットボート、カヌー、乗馬といったニュージーランドでの自然や文化に触れる、海外での体験学習だ。
「日本語を使いたくても使えない状況に、出発前は及び腰だった生徒たちが、人が変わったかのようにひと回り大きくなって帰ってくる。現地で、自分を温かく迎えてくれた家族ともっとコミュニケーションを取れるようになりたいといった思いから、帰国後は、自ら進んで英語を学習する姿が見られます」と伊藤先生。
この海外での生活体験は、多感な中学生にとって、英語学習への良きモチベーションとなっていると同時に、これまでと異なる環境で、初めて体験することも多いことから、同校の「自己解決能力を学ぶ」という教育方針にも適うイベントと言える。
最後に伊藤先生は、「これからも『旺文社・英検CAT』をフルに活用し、自分で興味を持って英語を学び、高校2年生までにぜひ英検2級を合格してほしい」との期待に、大きく胸を膨らませた。
利用者の声
多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校中学2年生
物永 斉(ものえ・ひとし)くん
パソコンは、家族共用のもので、リビングにあります。そのリビングで、帰宅後の夕食の前に、毎日30分間、『旺文社・英検CAT』を中学1年生の夏からほぼ毎日続けています。
『旺文社・英検CAT』は、それぞれの問題に制限時間を設けたバーがあり、クリック式だから集中力も途切れずに、どんどん進めることができるんです。学年ごとの語彙や文法問題に挑戦でき、授業で出てくる単語の予習にもなって、英検対策と授業の両方に対応できるのが良いです。
また、「語彙クイズ」の単語帳の未収得・習得で弱点分析ができるし、間違いを確認できるところが便利です。ワークブックと違って、他の級がどんな感じなのかやってみよう!と、次の目標となる級の問題にすぐに挑戦しできてやる気がわきます。この秋には3級に挑戦します!
進路指導部 伊藤 和彦 先生