公開日:2011/3/17

eTeachersのすべて

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 「フラッシュ型教材」は、文部科学省より2009年3月に公表された『教育の情報化に関する手引』に「基礎・基本の習得に効果的な教材」と記され、新学習指導要領で求められているICT機器の利活用と相まって、一段と注目されている。
 その「フラッシュ型教材」を無料で入手できる専用のサイトが「eTeachers[イーティーチャーズ]」。
 ここでは、「なぜeTeachersを開設するに至ったのか」をはじめ、「どうすれば会員になれるの?」「eTeachersには、どんな機能があるの?」「どんな教材が収載されているの?」といった”eTeachersのすべて”について一挙、大公開!

フラッシュ型教材の活用ノウハウや
先生方の思いがギュッと詰まったeTeachers

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玉川大学教職大学院 教授
堀田 龍也 先生

 「eTeachers」は、2007年4月にスタート以来、全国の先生方から自作の教材も寄せられ、多くの先生方がダウンロードして授業で活用されている。会員も1万名を突破し、教材数も1万2千件と飛躍的に増加。
 そこで、ここでは、「フラッシュ型教材活用実践プロジェクト」のリーダーであり、当初から「eTeachers」の監修にあたってきた玉川大学教職大学院教授の堀田龍也先生に、サイト開設の経緯やねらい、活用のアドバイスをいただいた。

eTeachers開設のねらいとは…

 日本の教育現場では、昔から紙のフラッシュカードがよく使われてきました。クラス全員で声を出して繰り返し取り組み、基礎・基本を習得するというスタイルは、日本の一斉授業になじみやすく、学習効果も高かったため、小学校から高校まで幅広く活用されてきました。
 このフラッシュカードをICT教材にすれば、もっと効果を得られるはずと、私たちは考えました。デジタル化すれば、教材の共有が容易になる。自作したフラッシュ型教材をネットにアップロード、ダウンロードできる仕組みを作れば、共有の”輪”がもっと広がるのではないか。単にフラッシュ型教材の共有が広がるだけでなく、フラッシュ型教材の活用ノウハウも広がっていくのではないか。そんな理由から、2007年4月にeTeachersをスタートさせたのです。
 eTeachersには、フラッシュ型教材の”敷居”を低くするねらいもありました。eTeachersから教材を入手できれば、フラッシュ型教材初心者の先生も、取り組みやすくなる。「ホップ・ステップ・ジャンプ」の「ホップ」をしやすくなります。フラッシュ型教材に慣れてきたら、自分でアレンジして使い(ステップ)、そして自分の授業スタイルとフラッシュ型教材を融合させていく(ジャンプ)というように、段階的に進んでいけます。ダウンロードすればすぐ使える環境を整えることが、先生方のフラッシュ型教材活用、ひいてはICT活用の敷居を下げ、多くの人に取り組んでもらえるようになると考えたのです。

フラッシュ型教材の「活用と普及」に役立つ!

 eTeachersは、スタート当初から教材検索機能を搭載しました。教材数は150件程度と検索するまでもない数だったのですが、「ゆくゆくは教材数1万件!」と考えていたので、検索機能をつけたのです。その後も検索機能やインターフェースの改善を続け、使いやすく便利なサイトを目指してきました。昨年12月に会員数が1万人を突破し、教材数も1万2千件を超えたのも、先生方が「便利だ、これなら使える」と感じてくれているからだと思います。
 先生方のニーズにより応えるべく、eTeachersも進化を続けています。これまでに全国24か所で実施された「フラッシュ型教材活用セミナー」の案内やセミナーの詳細なレポートも掲載。フラッシュ型教材活用のコツをまとめた「リーフレット」や、校内研修等で使える教材や講師の台本をセットにした「研修パック」の無料配布もしています。
 これらを使えば、フラッシュ型教材のメリットや正しい使い方といった「活用」のノウハウや、研修で広める「普及」の方法が、誰でもひと目でわかり、気楽にすぐに取り組めます。「活用と普及」の手助けとして、ぜひeTeachersを使ってほしいと思います。

より便利で有益なサイトを目指して

 今後も、eTeachersは進化を続けていきます。どういう教材がよくダウンロードされているか等のデータを集計することで、「ダウンロード人気ランキング」なども提供できるようになりました。今後は、「季節に合わせたオススメ教材」など、先生たちに使い勝手のよい情報提供を行っていきたいと考えています。
 また、何年生の先生が、どんな教材をよく利用しているかなどのデータを集計・分析することで、「やはり小学校英語用教材の需要が高い」「食育をしっかり教えたい思いが強い」など、先生方のニーズや教育現場の要望がくっきりと見えてきました。そんな要望に応えるために、『フラッシュ英単語』や『フラッシュ食育』といったパッケージ教材も開発し、好評をいただいています。現場の先生方の本音や切実な要望を聞き取る仕組みとしても、eTeachersは機能しています。
 今後は、ユーザー間の協力や連携をもっと促す役割を組み入れていきたいと考えています。たとえばフラッシュ型教材を使っている先生方の声を集約し、授業での活用シーンや指名のノウハウ、研修の事例などを掲載してもいいでしょう。教材の共有を促すだけでなく、フラッシュ型教材のファンが集い、有益な情報を交換できるサイトにできればと考えています。
 私たちはこれからも、先生方がどんなフラッシュ型教材を欲しているかといった情報をeTeachersから得て、教育現場が求めるサービスを提供していきます。先生方が出してくれた知恵をみんなで共有し活用するという、情報社会の良さを活かした善意のコミュニティであり続けたい。教育現場の役に立ち、子どもの学力向上につながることがeTeachersの大命題です。この基本姿勢を忘れず、今後も進化し続けていきたいと思います。

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(pdf:6.59MB)

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