公開日:2012/5/31

『第3回 教育ITソリューションEXPO』は、盛況のうちに終了。今年のチエルは、協業2社のブースの一角に出展!

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 「第3回 教育ITソリューションEXPO」(通称EDIX)は、2012年5月16日(水)〜18日(金)の3日間にわたり、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。
 EDIXと呼ばれる同展示会はアジア最大級の学校・教育関係者向けIT専門展として、未来の教育を担う最新の製品・ツールが展示・発表される。

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 3回目となる今回は、3日間で国内外から550社が出展、22,000名あまりの来場者が訪れ、前年に増して盛大に行われた。

EDIXの今年の傾向は…

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会場にはメーカー、販売店、教育関係者等様々な方が来場

 昨年4月からは小学校、この4月からは中学校と、新学習指導要領が全面実施され、「教育の情報化」が強く謳われている。その表れか、電子黒板の展示やデジタル教材を使った模擬授業デモのほか、設置や取り扱いが手軽なタブレットや、モバイルフォンなど、多様な機器に対応した教材が目立った。
 また、今回は「学校向け災害対策ゾーン」「学校ECO化ゾーン」が新たに登場。昨年の東日本大震災後、学校や地域によるICTを活用した安全対策が注目されていることもあり、教育クラウド関連ソリューションや、太陽光や蓄電池などを利用したインフラ商材が目立ち、これらのゾーンへの集客が高かったように見受けられた。

チエルは、協業2社のブースで出展!

 今回は、教材開発やICT教室への導入の際に共同でご提案をしている、ダイワボウ情報システム株式会社様と東通産業株式会社様のブースの一角において、チエルも製品のご紹介をさせていただいた。

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東通産業株式会社様ブース
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ダイワボウ情報システム株式会社様ブース

東通産業株式会社様のブースでは…

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タブレット等を用いた教室・会議室AVシステム

 ICTを活用する環境は、PC教室、CALL教室をはじめ、遠隔講義が必要な他キャンパス等、場所により様々な状況が想定される。東通産業株式会社様のブースは、このような、様々なインフラ・状況に応じた、AV・ITソリューションを柔軟にご提案できる内容となっていた。

 チエルでは、”教育研究基盤システムとソリューション”として、教育機関のICTシステムの構築において、ネットワークインフラやセキュリティ基盤から授業支援システムまでを、構築から移行後の保守・運用までトータルでサービスを提供できる内容を展示した。
 授業支援としては、『CaLabo LMS』『CaLabo EX』を展示。

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 『CaLabo LMS』は、大学の授業でシンプルに使えることを目指して開発された学習管理システムである。すでに、多くの大学ではMoodleやterraといった学習管理システム(LMS)が導入されているが、チエルでは、教育現場からのご要望を最大限に反映させ、シンプルな操作性や教材加工の利便性を追求した『CaLabo LMS』をご提供している。
 ブースに来場された先生からは「是非デモをしてほしい」といった、うれしい声を数多く頂戴した。
 『CaLabo EX』は、付属されている動画学習ツール『ムービーテレコ』を用いて、リーディングやシャドーイングなどと、実際に体験いただき、大変好評をいただいた。また、アイコンのみのシンプルなインタフェースは、外国人の来場者にも興味を持っていただいたことで、本製品の使いやすさ、親しみやすさをあらためて実感した。

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ダイワボウ情報システム株式会社様のブースでは…

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『レスキューPCソリューション』画面

 昨年の東日本大震災では、SNSを活用した安否確認や避難所での支援情報等、災害時の情報収集においてインターネットが強みを発揮したことは記憶に新しい。

 ダイワボウ情報システム株式会社様の『レスキューPCソリューション』は、災害発生時の避難場所となる教育・公共施設に設置するパソコンにあらかじめインストールしておくことで、災害時に普段のパソコンを避難所の情報インフラとして転用できるソフトウェアである。通常は普通のパソコンとして利用し、非常時はパソコンの扱いに不慣れな方々にも直感的に使用できるようなシンプルなインターフェースになっている。自治体や教育委員会の方々との商談や製品説明が活発に行われていた。

 チエルは、インストールの手間なく、すぐに授業で「フラッシュ型教材」を活用できる『フラッシュ・パック with acer』をご紹介。
 『フラッシュ基礎・基本』『フラッシュ英単語/英語表現』『フラッシュ食育』『フラッシュ漢検』といった商品化されたフラッシュ型教材を同梱した『フラッシュ・パック with acer タブレット版』は、コードレスで、かつ軽量であり、先生は教室内を自由に移動して操作できるため、生徒の反応を見ながら理解度もチェックできるのがポイントである。
 ブースを訪れた養護学校の先生からは、「生徒が楽しく一体感をもって勉強できるよう取り入れてみたいですね」とのコメントをいただいた。

※フラッシュ型教材とは、課題を瞬時に切り替えて表示させ、テンポよくクラス全体で取り組めるデジタル教材。ゲーム感覚で楽しく、集中して繰り返し学習することで、無理なく基礎知識が定着する製品として多くの学校で導入されている。

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 <取材を終えて>

 チエルの展示コーナーにも多くの来場者においでいただき、実際に製品をご覧になり、操作されたみなさまの生の声を数多く頂戴した有意義な場であった。みなさまからの声を参考に、チエルではこれからも多くのお客様にご活用いただけるよう、より良い製品をご提案していきたい。

 今回の展示会では、ダイワボウ情報システム株式会社様、東通産業株式会社様のご厚意により、弊社の主力製品をご紹介する機会をいただいたことに心から感謝申し上げたい。

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