中教審答申 大学に求められる「学士課程教育」とは… 特集 2010/3/12 文部科学大臣の諮問機関である中央教育審議会(以下、中教審)が、平成20年12月に答申した『学士課程教育の構築に向けて』(以下、『学士課程答申』)には、喫緊の課題とされる、教育の質保証や、国際的通用性を備えた大学像が具体的に述べられており、大変重要かつ貴重な答申書である。 現在、大学では、それぞれに教育改革を行っており、本答申内容が指針となるケースも少なくないと思われる。 ここでは、大学を取り巻く昨今の状況も加味しながら、意義ある答申内容を考察してみよう。