我が国の教育制度における喫緊の課題として検討されてきた「高大接続」問題。文部科学相の諮問機関である中央教育審議会(中教審)は、昨年12月22日、『新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について』(以下『高大接続答申』)として取りまとめ、答申した。
まさに「待ったなし!」の答申内容を受けて、わずか3週間後の本年1月16日、改革を実現すべく、文部科学省は『高大接続改革実行プラン』を策定、公表するに至った。
そこで、答申時の中教審会長・安西祐一郎先生を訪ね、教育環境の実状、三者の一体的な教育改革の必要性などについて、お話を伺った。