JACET CONVENTION 2011 -The 50th Commemorative International Convention- 出展報告
2011年8月31日〜9月3日の3日間、福岡県の西南学院大学にて『大学英語教育学会JACET』が開催された。高等英語教育の改善を目的として1962年に設立されたJACETは、今年で50周年を迎え、今回はCHALLENGES FOR TERTIARY ENGLISH EDUCATION ― JACET’s Role in the next Fifty Years(高等英語教育への新たなる挑戦―JACETのこれからの50年)をテーマとして、世界の英語教育とJACETの過去50年を振り返り、これからの50年を展望する国際学会となった。
今回のチエルはCaLabo EX v.6.6とCHIeru.net対応教材、CaLabo LMS/eNetLibe対応教材、参考出展としてスマートフォン対応「旺文社・英検CAT light」を展示。他社ではLLシステムやeラーニングを展示するところもあったが、株式会社アルク、成美堂、Macmillan Language House、Pearson LongmanやOxford University Pressをはじめとした出版社が中心で、教授法やライティング、リーディングなどの教材や英文学入門などの専門的な文献が並べられていた。
今学会は「高等英語教育の在り方」について追及していることから、参加される先生方がご興味を持たれているのは、教授法や教材、教材の活用方法が中心となっている印象を受けた。チエルの展示ブースにお立ち寄りいただいた先生方も、大半がCHIeru.net教材、英検対策の『英検CAT』やTOEIC?テスト・TOEFL?テスト対策の『スーパー英語』にご興味を持たれ、どのような教材なのか熱心に解説をお聞きになり、教材を期間限定で体験できるトライアルキーをご希望されていた。
CHIeru.net教材は、クラウド対応であり、学生にとってはPCとインターネット環境さえ整えばいつでもどこでも学習できる点、先生にとっては学習者の進捗状況や履歴を一元管理できることが最大の利点と言える。授業時間が削減され、自宅学習の充実が望まれる中、このようなeラーニング教材の必要性は増加しつつあるようだ。さらに、英語力を診断できるツールもあり、多種多様の豊富な問題の中から学習者のレベル、目的や目標に合わせて最適な学習項目を選択できる、というのもeラーニング教材の魅力の一つだ。
中でも先生方のご意見を取り入れながら学習履歴画面や管理者画面をより一層見やすく、わかりやすく改良した英検5級から準1級まで対応した『英検CAT』や、TOEFL?テスト対応・TOEIC?テスト900点獲得対応の『スーパー英語』は特に先生方の注目を引いた。管理者が、個人の学習履歴ページを閲覧できること、教材の中にあるテスト実施の日時を設定することで「実力テスト」としても活用できること、さらには、管理者が教材のコースを適宜レベルごとに課題として与えられること、幅広い英語力に対応していること、授業中にも取り入れやすい仕組みであること、など特定のご要望をお持ちの先生もおいでになり、『スーパー英語』でこれらの全てが網羅できることをご案内すると、探していたものがやっと見つかったと喜んでくださり、JACETを教材との貴重な出逢いの場としていただけた。
CaLabo EXに関しては、ファイル提出機能、発表(「モデル」)機能にご興味をお持ちになり、是非ポスターセッションで紹介したいと言ってくださる先生もあった。発表者の画面を残りの参加者が共有することができ、先生が発表者の画面を操作しながら指導する操作が簡単で授業でも活用できる、とのことだった。
また、ユーザの先生方にもチエルの展示ブースにお立ち寄りいただき、日々の活用方法や、「ムービーテレコで学生が各自録音したものの中から一番いいものを選んだり、録音ファイルを簡単に提出できるようになったなど、ヴァージョンアップして更に使いやすくなりましたね」といった日頃めったに直接お伺いすることができない貴重なご感想やご意見をいただけ、併せて、操作方法や活用方法のご質問に直接お答えできる機会ともなり、今後の改良・改善に活かし、CHIeruブランドに更に磨きをかけたいと心を新たにしたJACET出展であった。
<出展製品>
・CaLabo EX
・CHIeru.net対応教材(スーパー英語、旺文社・英検CATなど)
・日本語能力試験 N1 単語2000
・日本語能力試験 N1 漢字1000
<参考出展>
・旺文社・英検CAT light