公開日:2011/11/7
思いがけず訪れた、現地学生との触れ合いを通じて…
●チエルの海外レポート
10月26日から28日の3日間、バンコク Queen Sirikit National Convention Centerにて「Worlddidac Asia」が開催された。
今回で4回目の開催となる本展示会は、東南アジアを中心に25カ国120社の教育関連企業が出展。新製品の発表や商談が活発に行われた非常に重要なイベントであり、例年、世界各国から多くの来場者が詰めかけている。
チエルとしては2回目の出展となる。
連日の報道の通り、現在、タイ国内は大変な洪水災害に見舞われている。
開催前日の段階で、すでにバンコク市内への浸水が始まっており、出展企業の2割が出展見合わせを表明するなど、一時は展示会の開催自体が危ぶまれたが、予想に反して多くの来場客が訪れ、各ブースの出展者は大いに製品説明などの対応に終日追われることとなった。本展示会の注目度の高さを窺い知ることができよう。
洪水の懸念もあってか初日に来場者数はピークを迎え、チエルのブースへも東南アジアはタイ、フィリピン、マレーシアなど、ヨーロッパからはロシア、フィンランドなど、合わせて11カ国35名の訪問をいただいた。
CALLシステムの展示は他にも数社行っていたが、弊社のCaLabo EXは映像および音声転送の品質の高さに各国の目耳の肥えたバイヤーの方々から高い評価を得ることができた。
展示会1日目の閉場間際に、現地の日本語学校の生徒に囲まれる一幕も。
彼らにはデモンストレーションとしてムービーテレコを使ってのシャドーイングを実際に体験いただいた。
まだ日本語を勉強して3カ月という彼らには少し教材のスピードが速すぎたようで、なかなか上手く話すことができなかったが、終始楽しそうに取り組む彼らの姿に同行した製品開発者も感無量の様子。
Worlddidac Asiaは他の展示会と較べると、企業よりも学校の先生などの一般参加者が多い傾向にある特殊なイベントである。今回は洪水の影響か、かなり一般参加者が少ないように見受けられたが、このような実際に弊社製品をご利用いただくユーザーとの触れ合いも、展示会に出展する大きな意義の一つである。
引率の教員の方からは「このような製品を探していた!こちらで購入できるのか?」と熱いオファーをいただいた。
最終的には15カ国66名のご訪問をいただき、今年のWorlddidac Asiaは幕を閉じた。
隔年開催のため、バンコクでの次回開催は2013年となるが、来年度はWorlddidac Vietnamがホーチミンにて4年ぶりの開催を予定している。
市場としての規模はもちろんのこと、未曽有の洪水にも負けない強いバイタリティを持つ東南アジア諸国の方々とは深い繋がりを構築していくべき大きな魅力がある。今後ともチエル製品の拡販に努めたい。