公開日:2008/5/8
『「プロフ」、「学校裏サイト」…教育現場のインターネット利用の身近な課題』
教育現場でのインターネットリスクとその対策に関してアルプス システム インテグレーション株式会社の池田泰代様にお話を伺いました。
大きく変化する子どもたちの インターネット利用
学校での接続率は全体の99.9パーセントに達するなど、子どもたちがインターネットを利用する機会は急速に増加しています。(平成18年 文部科学省 学校における情報教育の実態等に関する調査結果より)子どもたちの世界はインターネットを通してぐっと広がっています。しかし、「学校裏サイト」、「プロフ」、「ネットいじめ」など子どもたちのインターネット利用に絡んだニュースを耳にする機会も増えています。
学校におけるインターネット利用の課題は徐々に変化してきています。以前は、『授業中には有害サイトや不要なサイトにはアクセスさせたくない』といったサイトの閲覧そのものを規制したいという要望が多かったのですが、 『うちの学校にも裏サイトがあるらしい』、『SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)や掲示板などでのトラブル、いじめを防止したい』 などの情報発信の管理を行いたいといった要望が多く寄せられています。
マーケットシェアNo.1 国産Webフィルタリングソフト 『InterSafe Ver6.0』 新製品クライアントセキュリティ 『InterSafe CATS』(インターセーフキャッツ)
インターネット経由での情報発信の課題を抱える教育現場のニーズに対応するために3月19日発売の弊社の国産Webフィルタリングソフト『InterSafe Ver6.0』では、「Web2.0カテゴリの細分化」、「検索キーワードによる規制」、「書き込みキーワード規制」「ポリシーチェック機能(書き込みが可能な設定の一覧が参照可能)」などの機能を追加いたしました。InterSafe付属ログレポートツール『LogLyzer Ver6.0』を利用すれば、生徒がどんなサイトにアクセスしているか、どんなキーワードで検索しているのか、など利用履歴を簡単に確認可能です。
さらに、サーバ環境がない少人数の利用に対応するために『InterSafe CATS』の発売を開始いたしました。『InterSafe CATS』ではフィルタリング機能に加え、プログラム起動制限機能を有し、Winnyなどのファイル共有ソフトやメッセンジャーの利用を制限し、個人情報の漏洩を防止します。
『InterSafe』シリーズのデータベースは 携帯電話のフィルタリングサービス にも採用
ALSIおよびネットスターは2005年より、携帯電話における有害サイトアクセス制限サービス、迷惑メール対策のため携帯電話会社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコム)へURL データベースを提供しています。また、携帯電話のデータベースの提供を進めるとともに、(財)インターネット協会や、(社)電気通信事業者協会と連携し、全国の小中学校、高校、教育委員会、自治体で講演活動を実施(2007年度は年間約50回)し、子どもたちに「インターネットの安全な使い方」や「どんなリスクがあるのか」などを伝える啓蒙活動にも力を入れています。
今後も製品に加え、このような活動を通して子どもたちをインターネットの危険な面から守っていきたいと考えています。