公開日:2009/1/19

第1回:外国語活動がめざす、真の姿を知ってほしい

小学校の「外国語活動」、いよいよ全国でスタート!
〜いま、小学校、教育現場、そして社会は何をすべきか〜

 大幅に改訂される、新・学習指導要領。国語科、算数科などの各教科で学習内容が増え、授業時数も増えるなど、これまでの学習指導要領から大きく様変わりする。その中でも、大きな関心を集めているのが、小学校高学年における「外国語活動」の新設だ。「外国語活動」ではどんな授業が行われるのか、子どもたちはどんな力をつけるのかと、教育関係者だけでなく世間も注視している。
 そこで、文部科学省初等中等教育局教育課程課・教科調査官の菅正隆先生に、独立行政法人メディア教育開発センター・准教授の堀田龍也先生がインタビュー。第1回は、「外国語活動」の目的から、教師の役割、授業の方法、そして指導の心構えなどをお聞きした。
 その模様を、1月・2月・3月の特別インタビューとして、全3回に分けてお送りする。

最大の目的は、コミュニケーション能力の育成

【新・学習指導要領による「外国語活動」の目標】

 外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う。
 外国語活動の目標は次の三つの柱から成り立っている。

  1. 外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深める。
  2. 外国語を通じて、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図る。
  3. 外国語を通じて、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませる。

※小学校学習指導要領および、解説・外国語活動編より抜粋

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