中央教育審議会にて「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ」…いわゆる「質的転換答申」が取りまとめられたのは2012年8月のこと。その中で「学生が主体的に問題を発見し、解を見いだしていく能動的学修(アクティブ・ラーニング)への転換が必要」と言及されてから、すでに4年が経つ。「質的転換答申」以前からアクティブ・ラーニングに取り組み、いち早くファカルティ・ディベロップメントに注力してきた独立行政法人 大学入試センター試験・研究副統括官の山地弘起教授に、今、あらためてアクティブ・ラーニングとは何か、また大学におけるアクティブ・ラーニングの現状と課題などについて伺った。