文科省が発表した「平成19年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況」によると、昨年度の国公私立大学入学者約60万人のうち、アドミッション・オフィス(AO)入試もしくは推薦入試で入学した者は、約25万8000名と43%に達した。私立大学に限って言えば、一般選抜入学者約23万6700人に対し、AO・推薦入学者が約23万7400人。実に入学者の過半数がAO・推薦入学であるという現状が明らかになった。短期大学を加えれば、その割合はさらに上昇する。
大学への入学経路が多様化し、入学者の学力にも大きな幅が出始めた今、各大学は学生への「学力保証」に力を入れ始めている。特に、英語力の「学力保証」は緊急課題となりつつある。