公開日:2008/5/11
真の国際人を育てる語学教育で『CaLabo EX』を活用
- みんなが自分の声に、耳をそばだてている
カリタス女子中学高等学校では、国際性を身に着けるために英語とフランス語の二ヶ国語教育に力を入れている。今回は『CaLabo EX』をお使いになっている中学1年生、英語の授業を訪ねた。始業のチャイムが鳴ると、狩野先生に続き生徒が英語で「主の祈り」を唱え、授業は始まった。
「今日は発音練習をします。目的の一つはネイティブの発音を注意深く聞くこと。もう一つはネイティブの波形と、録音した自分の波形を比較することです」。まずは全員で新出単語の発音を『ムービーテレコ』で聞き、各自のペースで発音練習を始めた。「自分の声はどうですか?」先生の問いかけに、教室のあちこちから「いい感じだよ」「微妙」など、明るい声が聞こえてくる。単語の発音練習を十分した後で、本文の発音練習に入る。「波形をよく見てね。どういう切れ方、波をしているのかをチェックして下さい」。生徒たちは波形画面を意識しながら、発音練習に取り組んでいる。
同校には英語科とフランス語科それぞれにCALL教室が用意されている。「教材提示機能、ファイル配布・回収機能をよく使っています。こういうこともCALLはできるのですよね」とフランス語科の引地先生は話す。英語科の松本先生は「ネイティブ教員による会話の授業もありますが、自分の発音をモデルの発音と比較しながら聞くことはCALLにしかできません。映像で視覚情報を与え、ヘッドセットで集中して聞かせることができるので、リスニングにも効果的です。ライティングの授業では、インターネットを使ってそれぞれのテーマについて調べさせ、英文のエッセイを書かせることもしています」と明るい表情で話してくれた。
英語科主任 松本 浩史先生
フランス語科 引地 一男先生
英語科 狩野 律子先生