97年、経済危機からの脱却を目指し、教育の情報化に積極的に取り組んできた韓国。教員1人1台PCの整備や早くからの普通教室ネット接続、大画面ディスプレイや提示装置の各教室完全配備、デジタルコンテンツの普及—-と日本からするとうらやましい状況だ。KERIS(教育の情報化を推進する政府機関)がリードしてきた韓国の情報化の動きは、いまや日本にとっても目が離せない。その反面、韓国がこれまで抱えてきた問題、これから解決すべき課題は、日本の情報化の現状と重なるものが多いようだ。韓国がこれまでの課題をどう解決し、これからどう動いていくのか、日本が学ぶべき点は多い。